横浜市 排水溝

排水溝と排水口どうして詰まるのか原因と対処方法

排水溝と排水口は、どちらとも「はいすいこう」と読みますが、実はまったく違うものです。
排水溝は「家の外にある排水用の溝（みぞ）」、排水口は「排水する水が流れる穴」のことです。
ですが、日常での使い分けはあいまいで「台所の排水溝」と書かれれば、家の中にある「排水口」のことを意味するものになります。

表記はさまざまですが・・・「はいすいこう」は、いったいどうして、何が原因で詰まるのでしょうか。
詰まりの原因と対処法をご紹介いたします。

排水溝のつまりと排水口のつまりの原因

排水が詰まってしまうと、水が溢れたり、時には逆流してしまってゴミが散らかってしまうこともあると思います。そんなどうしていいかわからない詰まりは、何が原因で起こってしまうのでしょうか。
屋外にある「排水溝」と、室内にある「排水口」の詰まり、それぞれの考えられる原因をまとめてみました。

マンションで排水溝詰まりを起こすと、誰がそれを業者に頼むのか・・・よくわからないですよね。そういう時は、大家さんや管理会社に電話してみましょう。
もし、ご自身の部屋のベランダで排水溝詰まりを起こしていたとしても、電話して確認しておくと安心です。
室内の排水口や排水管の場合も同様で、もしかすると管理会社が契約している業者があるかもしれません。

戸建ての場合、外の道路で排水溝詰まりを起こしていたら、そこが私有地ならご自身で費用を負担して作業しなければなりません。
ですが、公道の場合は横浜市の「水道局」にご連絡ください。どっちかよくわからない場合でも、水道局に電話をすると対応をしてくれます。
室内の排水口の場合は、私有地内なのでご自身で業者を手配することになります。

・屋外にある排水溝は雨の日によく詰まる

マンションのベランダなどにある排水溝には、どうしても土や葉っぱや木の枝・根っこが雨の日などに流れて溜まって詰まりを起こしてしまいます。
パット見ではわからなくても溝の奥のほうに細かな砂や埃が詰まっている可能性があります。
詰まってしまうと、ベランダであれば雨水が流れず溜まってしまいます。マンションでその状態のままを放っておくと、下の階に影響する雨漏り被害に発展してしまいます。

・台所の排水口は油や食べかすが原因

台所の排水で流れるのは、食材の油や細かな食べかすです。それが排水管の中で蓄積されて、詰まりの原因となります。
排水口の周りを掃除していても、流した水にその汚れがあるので完全にキレイになっているとは言えないのです。
食べ終った食器に残った油やソースをキッチンペーパーで拭いてから食器を洗うなど、排水口に流さないように気を使うことが大切です。

・お風呂や洗面所の排水口は皮脂や髪の毛が原因

体をきれいにするために流した水の中の汚れや髪の毛が、排水管の中で溜まってしまい詰まりを起こしてしまいます。誤って流してしまった詰め替え用の袋の切れ端や剃刀の刃も、詰まりの原因となります。
髪の毛や小さなゴミを排水管に流れないような便利グッズもたくさん販売されています。少しでも気をつけておくことで、詰まりを起こしづらい状態にすることができます。

・家中にある排水管は定期的に清掃していないと詰まります

排水管は毎日汚れのある排水を流しています。なので、蓄積されれば詰まりを起こします。定期的に清掃業者が来て、排水管の中を洗浄することもありますが、戸建てとなれば自分で管理しなければ汚れは蓄積していくばかりです。
家を建てて一度も排水管の清掃をしたことがないということであれば、業者に相談することをおすすめいたします。排水管の老朽化で、詰まり以外のトラブルを起こしてしまう可能性もあるので、一度点検も兼ねて排水管の洗浄をしてみましょう。

飲食店の排水の仕組みと詰まりの原因

横浜市にたくさんある飲食店。飲食店の排水の仕方は一般家庭とは違うってご存じでしょうか。
「グリストラップ」という、厨房排水に含まれる油脂分や残飯などを、3段階で分離させ直接汚れが下水に流れないようにする仕組みの器具の設置が義務付けられています。※設置義務の扱いは地域によって異なります。管轄の下水道局にお問い合わせください。

詰まりの原因の多くは「排水管」です。一般家庭よりも油汚れや使用頻度の多いトイレによる排水が排水管に詰まり、ひどい時では水が逆流してお店を水浸しにしてしまうことも。
そんな状況になる前に、詰まりの原因を知っておけば対策や予防ができます。
ですが、詰まりはどうしても起こってしまいます。それはどういった原因で起こってしまうのか症状とともにまとめてみました。

・グリストラップの排水詰まりは汚れが原因

従業員の手で定期的にお手入れや清掃をしていても、複雑な構造でなかなか汚れは取れきれず、排水管に汚れが流れて蓄積されていって、詰まりを起こす・・・ということがあります。
専門業者に依頼してしっかりと清掃することで、従業員の負担が減り、詰まりの予防もできます。厨房を清潔にしておくことで、異臭や害虫の発生が減ります。

・以前のお店の手抜きが原因

もし、居抜き物件でお店を構えた場合は、排水管をまず清掃しておくとをおすすめいたします。なぜなら、以前入っていたお店が排水管の清掃を怠ってした場合、すぐに詰まりを起こしてしまう可能性があるからです。
居抜き物件だと、設備や備品もそのままで便利ではありますが、排水管の汚れもそのまま・・・ということが多くあります。そうとは知らずに営業を始めた初日から排水詰まりを起こして、大変な目に遭ったというお店もあるようです。
見えないところまでしっかりしておくことで、お店自体のイメージもアップするので、ぜひ専門業者に清掃を頼んでみましょう。

・飲食店のトイレ詰まりは排水管の汚れが原因

お店のトイレだからと言っても便器は一般家庭の物と変わりません。利用頻度が多い分、詰まりのリスクはどうしても高くなってしまいます。
一般家庭でよくある、トイレに紙が詰まって流れないなどの「便器」の詰まりのほかに、お店のトイレは「排水管」の汚れが原因で詰まってしまうことがあります。
厨房からの排水と、トイレからの排水は、同じ排水管に流れていくケースが多く、排水管に汚れが蓄積しているとトイレットペーパーがひっかかり詰まってしまう原因になります。

・水に溶けないペーパータオルが原因

お店によっては、手を洗った後「ペーパータオル」で濡れた手を拭くようになっているところがあると思います。それを可燃ごみ箱ではなくトイレに流している場合、それが原因で詰まりを起こしています。
「ペーパータオル」は水には溶けない物もありますので、一度商品説明をチェックしてみましょう。
水に溶けるからと言っても大量にトイレで流そうとすれば、詰まりは起きてしまうので、あまりに頻繁に詰まりがある場合は注意を促すか、お店中の排水管清掃をして予防をする必要があります。

こんな症状なら自分で直せるかも

ドラッグストアで「パイプ用洗剤」などの排水管を洗浄するものが売っていますし、ホームセンターに行けば専門的な工具も売っています。絶対に業者に頼まないと無理！という範囲もありますが、ある程度の詰まりなら自己解決できます。
その方法を紹介いたします。

・台所、お風呂場、洗面所の詰まりを塩素系洗剤で解決！

ドラッグストアで売っている、排水口の汚れを落とす「塩素系洗剤」を使えば、軽度の詰まり・臭いを解決できます！
こういった商品の嬉しいところは、家中のどこの排水口でも使えるところです。しっかり使用方法を読み、注意しながらご使用ください。

「まぜるな危険」と大きい文字で書かれているのは、塩素系と酸性タイプのものが混ざると有毒な塩素ガスが発生して、そのガスを吸ったりすれば死に至る危険があるからです。たとえば、カビを落とす洗剤と一緒に使うと危険です！
忙しいからまとめて掃除しようとすれば、たちまち有毒ガスが発生してしまいます。なので、薬品や洗剤を使う前は、しっかり使用方法を読んでください。もし、別の洗剤を使う際は必ず水で十分に洗い流してからご使用ください。

・トイレの詰まりはじっくり待てばと自然と解決することも

トイレに大量のトイレットペーパーを流してしまい便器で詰まった場合は、2～3時間待って、便器内の水が減っていることを確認してからら水を流してみてください。紙が水に溶けて流れてくれるかもしれません。
水の減りが十分でないときは、バケツで便器に溢れないように水を入れてください。
流れはしたものの、まだスムーズでない場合は、あと数回水を流してください。便の詰まりの場合も同様で、時間をかければ水に溶けて流れてくれることがあります。

トイレットペーパーが海外製だったり、水に溶けないペーパータオルを流してしまった場合はこの方法は通用しません。もし、ペットのトイレ用の砂で詰まっている場合や異物で詰まっている場合は、無理に流そうとすると状況が悪化することがあります。
なので、時間に余裕がなかったり、流れそうにない場合は業者にご依頼ください。

・目に見える範囲をブラシで清掃して解決！

台所の排水口は、下水の臭いを止める蓋「ワン」を取れば「排水管」の中が見えます。そこから、100円ショップなどで売っている、ブラシで汚れを削り取るように清掃して水で洗い流すと詰まりが解消できます！

洗面所やお風呂場の排水口も同様に「排水栓」などを取れば「排水管」が見えます。髪の毛はピンセットで取り除いたり、管内の汚れをブラシで落とせば、排水スピードが良くなるはずです。
見える範囲をブラシで清掃した後に、洗剤を使用すれば洗浄効果はあがるはずです。

業者が行う排水詰まりの作業内容

水道業者の排水つまり解消作業では、詰まりの原因を特定し、詰まりの状態に適した方法で詰まり解消作業を行います。

・家のどこで詰まっているかを特定！

まず業者は、詰まっていることを確認した後に、その詰まりが家のどこで起きているかを特定してから詰まり解消作業を行います。この特定をする作業にも費用はかかります。事前に見積りをもらっておき、いくらかかるのかしっかりわかってから作業を頼みましょう。

マンションの場合は、すべての排水管に水を流し、詰まっている場所を特定します。戸建ての場合は、可能性のある排水管に水を流し、外にある排水桝からも確認して詰まりの場所を特定させます。

・トーラーや高圧洗浄機で詰まりを除去！

詰まりの原因となっている汚れや異物を取り除く専用器具は、主に2種類あります。
「トーラー」は排水管の中にワイヤーを当てながら回転させ洗浄していく工具です。
「高圧洗浄機」は、圧をかけて勢いよく噴出させた水で排水管の中を洗浄する機械です。

いまでは家庭用の高圧洗浄機がありますが、業務用の高圧洗浄機は圧力・水量がまったく異なり洗浄力が強力です。
複雑に曲がっている排水管の洗浄は専門技術が必要となるので、ご自身で行うのは難しいと言えます。

・経年劣化した部品の交換で詰まり防止！

排水管の一部に水をためて、下水などの臭いがあがってくるのを防ぐ構造をしている器具である「排水トラップ」が、経年劣化で錆びてしまうことで詰まりを起こしている場合もあります。それを外し洗浄をおこない、部品交換することで詰まりや水漏れを防ぐことができます。

業者に作業を頼めば、詰まりのほかに破損している箇所など別の問題があるとすぐに対処してくれます。専門知識があるからこそ予想できるトラブルに対するアドバイスをもらうこともできます。

排水溝のお困りは即お電話ください

ご自身で詰まりを解消させるには、時間と労力のほかに道具も必要となります。外で仕事をしていたり、家のことやお子さんのことまでしてトラブルを解決するのは大変なことですし、怪我や体調を崩してしまう危険もあります。なので、専門業者に頼ることをおすすめいたします。
ご相談だけでもしておくと、自分のできる範囲なのか、専門業者じゃないとできないことなのかがわかります。
生活救急車は、まず現場で状況を見て、正確なお見積りをご提案いたします。お客様に安心してご依頼いただけるよう、お見積りを見てご納得いただいてから、作業を行うので不安な方でも大丈夫です。
お電話いただければ横浜市の各地にお伺いします。お電話は年中無休で承ります。